国際協力の仕事と映画な日々

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アマゾンジャパン家宅捜索から考えたエロスと表現の自由と子どもの人権

 今日ツイッターのTLで話題になっていて知りました。


児童ポルノ商品を通販サイトに放置した疑い、アマゾンジャパン家宅捜索 愛知県警 - 産経WEST

 

時々警察がやる見せしめ捜査なのかなとも思いますが、私は児童ポルノ反対なのでじゃんじゃんやってくれ!と思います。

ツイッターでは、社会派ブロガーのちきりんさんもこの件に触れつつ、欧米の知人に日本が児童ポルノを放置していることを指摘・非難されることが多いとつぶやいていました。

 

 

 

 

その中で、以下のツイートが目にとまりました。

 

日本の児童ポルノを取り巻く現状はネットの中でも見つけることはできるでしょうが、秋葉原に行けば一目瞭然ではないかなと思います。

結婚する前だからもう何年も前のことですが、当時付き合っていた夫が私と友人(女性)を秋葉原ツアーに連れて行ってくれたことがありました。

夫は秋葉原に足しげく通うタイプの人ではありませんが、話の流れで一度見ておいたら面白いんじゃない、と連れて行ってくれたのです。

メイド喫茶なんかは他愛もなく楽しめたのですが、本来電気街にそぐわない(と、私は感じる)アダルト系のお店、書店の地下フロアに繰り広げられる世界にびっくりしました。

これがロリコンのディープなディープな世界なの??

日本中の子どもやお母さんに愛されている、あのキャラクターが、著作権も真っ青な見るも無残な、卑猥な姿になっていたり、児童ポルノチックなイラストやアニメのオンパレードで、気持ちが悪くなりぐったりしてしまいました。

おそらく幼い少女の写真や映像もたくさんあるのでしょう。

私が秋葉原を探検した当時もメイド喫茶をはじめ、海外からの観光客が多いのが印象的でした。そういった人たちが「クールジャパン!」とかいって、日本の児童ポルノについて吹聴していたとしたら・・・ちょっと恐ろしいです。

 

途上国で子どもを買いあさる日本人たち

児童ポルノと同じ目線で語るのは違うかもしれませんが、私の仕事にも関わりの強い「児童買春」に視点を移してみます。

この仕事を始めたころに読んで衝撃を受けた本があります。 

 

闇の子供たち」は、江口洋介さん、宮嵜あおいさんの主演で映画化もされました。

 

どちらの作品も、東南アジアの厳しい児童買春問題や臓器を売買されてしまう子どもたちの話が生々しく描かれています。

ウソでしょ、と思いましたが、本の中には途上国で表の顔として人道支援に取り組み、裏では少年を買いあさるようなNGO職員(男性)も登場します。

こういった本から得た知識以外でも、わりと通説としていわれているのが途上国における日本人の(児童)買春客の多さです。

東南アジアに子どもを買いに来るのが最も多いのはドイツの男性といわれており、それに次ぐのが日本人男性だとよく聞きます。

確か、「闇の子供たち」の映画にも日本から東南アジアに子どもを買いに来てビデオ撮影をする日本人男性が登場したような。

 

さすがに今はないと思いますが、少し前までは日本の大手旅行代理店がどうどうと東南アジアの買春ツアーを販売していて海外や国際機関では問題視されているということもありました。

 

国内ではあまり大きく話題にならないんですよね。

コンビニで過激な雑誌を売ることがOKだったり、電車の下品な中吊り広告も許容されていたり、日本人は性表現に対しておおらかな国民性なのかもしれないですね。

ヘイトスピーチ・デモといい、児童ポルノといい、海外から日本のネガティブな側面がどのように見られているか、受け止められているか、もう少し意識しても良い時に来ているように思います。

 

エロスと表現の自由と子どもの人権

正直、どれも大事で甲乙つけがたいものたちです。

エロスのない映画や文学はつまらないし、表現の自由がない国家は破滅します。

ですが、私は「子どもは不幸せであってはならない」という強い思いでこの仕事に携わっているので、やっぱり子どもの人権をないがしろにするものには「NO」と声を上げていこうと思いました。 

 


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