国際協力の仕事と映画な日々

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曽根中生監督による俳優・蟹江敬三さん追悼文が気になった

数日前の新聞に、3月末に亡くなった俳優・蟹江敬三さんの追悼文が載ってました。
書いていたのは映画監督の曽根中生さん。思わず切り取ってしまいました。

過去と今つなぐ存在

人が死んだと聞いて、今までになかったような感情にとらわれている。

かつて私が映画の監督であったことのアリバイが突然なくなってしまった。手の平から何かがこぼれ落ちてしまった。テレビなどで顔を見ていると、まだ記憶の何処かで過去とつながっているような気がしていた。私にとって過去と今をつなぐ重要な存在だった。
(映画監督・曽根中生

毎日新聞より抜粋

曽根中生さんは、監督デビューと時を同じくして日活がロマンポルノ路線に転じたため、多くのロマンポルノ作品を監督された方です。詳しく調べられませんでしたが、1980年にはヨコハマ映画祭で監督賞を受賞したとあります。

1990年ごろに映画業界からいなくなり消息不明になり「ヤクザに海に沈められたのでは?」といった噂もたっていました。

最近ようやく映画祭のゲストなどで公の場に顔を出すようになり、彼の作品を劇場で観られる機会も以前よりは増えたのではないでしょうか。

今は何をしてるのか。
調べてみると、監督引退後は大分県でヒラメの養殖事業に従事しているそうです。
また、現在は環境配慮型燃料製造装置の研究開発に携わっているとか。なんかすごい。

でも曽根さん、あなたが映画監督であったことのアリバイは、名画座で脈々と受け継がれていますからね。

 


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