スタッフの自腹には反対!熱い「思い」だけでは持続可能なNPO活動はできません
年末年始にSNSでまわってきた「助け合いジャパン」の財政危機ニュース。
私たちの団体スタッフにも衝撃を与えました。
NPOの財政危機
経営を立て直すために会長職から代表理事に戻ったという佐藤さんのブログにはこう書かれてあります。
財務状況が表面化したのは今年7月末。 経営建て直しのために私が会長職から代表理事に戻ったのが10月末。 みんなで必死に努力してもなかなか突破口が見えず、絶望とぬか喜びを往復しているような日々でした。眠れない日がいまでもずっと続いています。
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とても、身につまされます。。。
私の団体も昨年の秋口から財政が厳しいという話が持ち上がりました。
最初は「まあ、この時期にお金のことで頭を悩ますのは毎年のことだよね~」ぐらいに構えていましたが、どうやらいつもより深刻です。
寄付の伸び悩みとして考えられるのは、
- 東日本大震災後の寄付モードからの揺り戻し
- 消費税アップ
などでしょうか。
スタッフの自腹には反対!
佐藤さんのブログでは、個人で借金をして事業を進めたスタッフについても言及されていました。
支援団体は想いが先行しがちです。 今回も「きっかけバス47プロジェクト」に対して、個人で借金をして事業を進めたスタッフが多数いることが後でわかりました。結果的に大赤字になり各所に多大なご迷惑をおかけしたとはいえ、そこまでしてこのプロジェクトに賭けた野田とスタッフたちの熱い想い自体は、現代表理事として否定したくはないと思っています。
スタッフが自腹をきってしまったのですね。。
熱い「思い」だけでは持続可能なNPO活動はできません
気持ちはよーくわかります。最近は控えるようになりましたが、私も以前はさまざまな出費に対して自腹をきっていました。
けれど、持続可能な活動を行うことと、正確な経費を記録するという観点から、スタッフが自腹をきることには反対です。
他にも、海外で活動している私たちのような団体は円安の影響も大きく受けました。
これは本当に頭が痛いです。
2014年、仕事で大変だったことTOP3 - 国際協力の仕事と映画な日々
「助け合いジャパン」がどのように運営を立て直していくのか、今後も注視していこうと思います。
国際協力の仕事と映画な日々
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