国際協力の仕事と映画な日々

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『裸のランチ』を朗読する夫とすごす土曜の朝は気分がいい

今朝は朝食につくったポーチドエッグがうまくできたので気分がよくなり、夫と映画に関する会話もはずみました。

お天気も良く、夫も機嫌がよかったらしく、
「気分がいいから『裸のランチ』を朗読してもいい?」
と聞くのでいいよと答えました。

夫は書棚から、ウィリアム・バロウズの本『裸のランチ』を持ち出し、気持ちよさそうに朗読を始めました。

ウィリアム・シュワード・バロウズ二世(William Seward Burroughs II、1914年2月5日 - 1997年8月2日)は、アメリカの小説家。 1950年代のビート・ジェネレーションを代表する作家の一人。1960年代にJ・G・バラードらによってニュー・ウェーブSFの輝く星として称えられた。その後も、パフォーマンス・アーティストのローリー・アンダーソンや、ロックミュージシャンのカート・コバーンニルヴァーナ)らによって、最大級の賛辞を受けている。
私生活では、ウィリアム・テルごっこをして誤って妻を射殺したり、同性愛の男性にふられて小指を詰めたりするなど、エピソードに事欠くことがなかった。

Wikipediaより

 

夫が好きだというこの本を勧められ読んでみたのはもう何年前のことでしょうか。結婚する前だったと思います。読み始めてすぐに、「あー、これ無理」と思いました。

意味がまったくわからないのです。

 

夫の受け売りですが、バロウズの文体はカットアップという手法を用いており独特。私にはさっぱりわけわかりまへん、という感じなのです。

カットアップ技法(cut-up technique)またはfishbowlingとは、テキストをランダムに切り刻んで新しいテキストに作り直す、偶然性の文学技法またはジャンルのこと。

Wikipediaより

 

これまた夫が好きなクローネンバーグが監督した映画『裸のランチ』も、結婚する前に観(させられ)ました。

やっぱり意味がわかりません。

 

夫のバロウズ好きが高じて、私たちの新婚旅行先はモロッコでした。

奥さんを誤って殺したバロウズがアメリカにいられなくなり向った先がモロッコの港町タンジール・そこで書き上げたのがこの『裸のランチ』なのだそうです。
そして、その時は夫のこだわりを受け入れて、バロウズ自身がそうしたように、スペインからジブラルタル海峡を船で渡りタンジールに上陸する、というやり方でモロッコに行きました。

バロウズの本には何の思い入れもありませんが、モロッコにはすぐに魅了されました。甘すぎるミントティー、美味しいクスクスやタジン、青く美しい港町、迷路のような旧市街。
また行きたいな。

で、土曜日の朝に戻るわけですが、夫の朗読を聞くのはわりと好きです。

 


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