国際協力の仕事と映画な日々

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海外の大規模自然災害がNGO職員に及ぼす大なり小なりの影響について

今週のお題ゴールデンウィーク2015」

ということで、GWも終わってしまいましたが皆さんはどのように過ごされたのでしょうか。

 

例年、この時期に都内で国際理解促進の写真展を行うため、GWにゆっくり休みをとる習慣がないのですが、今年は写真展を秋に開催することになったので、これ幸いにと、東北岩手に家族旅行を計画しました。

東日本大震災後、岩手で活動を継続しているので出張ベースでは何度も訪れていますが、ゆっくり観光をしたいと思ったのです。

 

スケジュールも確定し、陸前高田から宮古、さらには久慈まで行くコースを念入りに下調べし、ホテルやレンタカーもはりきって早めに予約しました。

 

ネパール大地震

旅行を目前にした週末の4月25日、ネパールで大地震が発生。

ニュースを見た瞬間、これは、、旅行は中止かな?という思いが頭をよぎりました。

うちの団体はネパールではそもそも活動していないのですが、アジアでこれまで活動してきたことを考えると緊急出動する可能性は少なくありません。

 

週が明けて職場でも対応について協議が始まりました。

そうしている内にも、どんどん他団体が支援表明(と、それに伴う募金開始)をしています。犠牲者の数も日に日に多くなり、職場もピリピリした雰囲気に。

 

最終的に、今回うちの団体は緊急出動はしない決定がくだされました。

が、やはりもやもやは残ります。

他団体のスタッフが現地入りしたといった情報や、支援が届かず被災者が困っているといった報道を目にすると、何ともやるせないのです。

 

もやもやゴールデンウィーク

GW中は当初の予定どおり東北を旅しました。

ですが、心から楽しめるかというと、、難しかったです。

もちろん聖人君子ではないので、四六時中ネパールのことを考えているわけではありません。すっかり忘れている時間もたくさんありました。けれど、やっぱりどこかで気になっていましたし、TVをつけるとニュースが流れます。

 

普通だと、旅行の写真をFBにあげたりしますが、今回はとてもそんなことはできませんでした。

こんな時にプライベート旅行を楽しんでいるという後ろめたさによるものでしょうか?

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海外の大規模自然災害がNGO職員に及ぼす大なり小なりの影響

一般の仕事についている方だと、ネパールに旅行したことがあるとか、知人・友人がいるとかでもない限り、このような影響を受ける方はほとんどいないでしょう。

多少なりとも自然災害被災地で援助経験のあるNGO関係者だと、海外で大きな災害が起きた場合、GWだろうがお盆だろうがお正月だろうが、大なり小なり影響を受けてしまうのは、これはもう職業柄、仕方のないことなのだと思います。

 

こんなことを書きつつ、「・・・ちょっと不謹慎すぎるかな?」などと考えてしまうのも仕方のないことなのだと思います。

 

ネパール大地震でお亡くなりになられた方のご冥福と、被災者皆さまの生活が早く元に戻られることを心よりお祈り申し上げます。

 


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